診療放射線技師

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診療放射線技師とは

明治28年レントゲンによるエックス線発見以来、各種放射線は高度化する医療技術にとってなくてはならない存在です。

医療への放射線の利用の増大とともに、放射線治療を行う医師を補助し診療用放射線全般を取り扱う専門技術者が強く望まれるようになりました。

診療放射線技師は検査や治療のために必要な診療放射線の照射を行います。

医師の指示に基づいてレントゲン(エックス線)やラジオアイソトープ(放射性同位元素)の出す放射線を扱う放射線診断・治療にかかわるスペシャリストです。

診療放射線技師の仕事は、現代医療においてますます重要な役割をもち、その活躍の場は約束されているといってもいいでしょう。


診療放射線技師の活躍の場

診療放射線技師の業務は大きく、「エックス線検査」、体内の諸臓器の働きや異常を調べる「ラジオアイソトープ診断」、医師の指示のもとで悪性腫瘍の治療を行う「放射線治療」、放射線の安全性をはかる「放射線管理」の4つに分類されます。

なかでも「エックス線検査」は業務中最大のウエイトを占めます。

エックス線撮影には、単純撮影・特殊撮影・造影撮影法などがあり、これらによって撮影された写真により患者さんの病気に関する正確な情報を医師に伝えることが大きな仕事です。

このエックス線撮影のほかに、エックス線CT、磁気共鳴診断装置、超音波検査装置、眼底カメラ等の操作も含まれます。

主な就職先としては、大学付属病院や病院・診療所・保健所などの医療機関のほかに、医療機器メーカーの研究開発部門や原子力工業分野などがあります。

専門技術者がまだまだ不足しているので就職状況は良好といえます。


診療放射線技師の待遇

基本は日勤体制で、残業はほとんどありません。ただし病院によっては、救急患者に対応するため当直や土日出勤が行われているところもあります。

診療放射線技師のおよそ7割は病院や診療所に勤務しており、収入は、民間病院の場合なら3年制短大卒の初任給が平均21万9000円、勤続5年で約32万円となります。


診療放射線技師の養成学校

診療放射線技師を養成する学校には、4年制大学・3年課程の短期大学・専門学校があります。

授業科目と時間数はその内容と最低時間数が決められていますが、その基準を上回るカリキュラムを設定する学校が多く、厳しい授業状況といえます。

基礎分野では外国語をはじめ、物理、化学、生物など幅広く学び、豊かな人間性を養います。専門基礎分野では放射線生物学、放射線物理学など、専門科目に直結する基礎的な知識や技術を習得します。

時間数の多いのは当然ながら放射線技術に関する専門分野で、医用]線工学や画像工学、放射線治療技術学などがあり、実習時間も多くなります。

入学後は段階的に学んでし増ます。入学1年目は医学・工学分野の基礎固めに重点がおかれ、2年目は放射線機器の原理・構造・操作法・撮影技術を中心に学びます。

1〜2年の基礎実習は学内学習で履修することになります。3年目には専門分野各学科の実習が病院で行われます。病院での実習では、最新の医療機掛こふれることもでき、実力を養うことができます。


診療放射線技師の資格試験概要

【受験資格】
・大学人学資格のある者で、文部科学大臣が指定した学校または厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所で3年以上、診療放射線技師として必要な知識と技能を修得した者

・外国の診療放射線技術に関する学校もしくは養成所を卒業、または外国で診療放射線技師免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣がてかと同等以上であると認めた者

・昭和58年改正法施行の際、現に診療エックス線技師(または診療エックス線技師試験を受けることができた者)で、文部科学大臣が指定した学校または厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所で1年以上修業した者

【試験方法】
年1固、筆記試験14科目により行われる。

【試験科目】
基礎医学大要、放射線生物学(放射線衛生学を含む)、放射線物理学、放射化学、医用工学、診療画像機器学、エックス線撮影技術学、診療画像検査学、画像工学、医用画像情報学、放射線計測学、核医学検査技術学、放射線治療技術学、放射線安全管理学

【受験料】
1万1400円

【試験地】
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県

【出願期間】
1月上旬〜中旬

【試験日】
3月上旬

【合格率】
73%

【問合せ先】
厚生労働省医政局医事課試験免許室
〒100−8916 東京都千代田区霞が関1−2−2 
TELO3−5253−1111

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