医療事務
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医療事務とは
医療事務とは、医療機関における事務部門業務の総称を指します。医療事務の業務は大きく患者サービス業務、診療報酬請求業務、院内管理業務の3つに分かれます。
高齢社会を向かえ、国民の医療費負担が年々増加しているのに伴って、レセプト(診療報酬明細書)の件数が増加しています。
経営の効率化を図らなければいけない各医療機関では、レセプト業務を中心とした医療事務の質を上げることで対応を迫られています。
こうした背景から医療機関では、従来の正社員やパートといった雇用形態だけでなく、派遣スタッフを依頼し、医療事務業務のアウトソーシングを積極的に行うなどして、より優秀な医療事務の人材確保に取り組んでいます。
こんな人が向いている
レセプト作成には事務能力と注意力のある人が向いています。しかし、医療事務はレセプトだけではなく、病院の顔として患者と接するので、コミュニケーション能力も大切になります。
医療事務の待遇
医療事務の正社員の給与は医療機関の規模や地域によって格差はありますが、初任給が15万円〜18万円のところが多く、一般企業で働く事務職とほぼ同水準と言えます。
同じ医療事務であっても夜間当直の勤務がある場合などは通常よりやや給与水準が高く設定されています。また、レセプト請求期間にあたる月末月初は残業が多くなり給与も増えます。
その他にもインストラクター業務の場合は、高いスキルが求められるため実力により高めの給与を得ることが可能です。
景気に左右されずに一生続けられるので、家事や育児との両立を考える女性には人気の高い仕事です。
医療事務の資格について
医療事務になるために資格が必ず必要というわけではありません。また、医療事務系の専門学校から病院に就職する人が多いですが、高校や大学を卒業後、そのまま就職しても問題はありません。
ただ医療事務は、医療全般に関する広い知識と医療保険システムについての深い理解が必要となりますので、実務能力を身につけていると役立つことは言うまでもありません。
できれば、専門学校で学び、医療事務関連の民間資格・技能検定をクリアしておくと就職にも有利に働きます。
資格や検定は数多くあり、認可する団体によって内容も名称もさまざまですが、日本医療教育財団の「医療事務技能審査」や、技能認定振興協会の「医療事務管理士」などが最初に考えられます。
その後、「診療報酬請求事務能力認定試験」「医事コンピュータ技能検定」といった、より専門性の高い資格・検定に挑むとよいでしょう。
メディカルクラーク(医療事務技能審査)の資格試験概要
【受験資格】
医科・歯科共通
「1級」
・2級の技能審査に合格した者で、医療事務職として1年6か月以上の実務経験を有する者
・教育機関等が行う教育訓練のうち、審査委員会が審査規程により認める「1級試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合すると認めるものを履修した者
・医療機関等で医療事務職として3年以上の実務経験を有する者
「2級」
・教育機関等が行う教育訓練のうち、審査委員会が審査規程により認める「2級試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合すると認めるものを履修した者
・医療機関等で医療事務職として6か月以上の実務経験を有する者
【試験方法】
1級は年2回実施、2級は年8回実施、ともに筆記試験と実技試験により行われる。
【試験科目】
「1級・2級で共通」
〈実技〉診療報酬請求事務:明細書作成・点検
〈学科〉医療事務一般知識(1級は専門知識):択一式筆記
「1級」〈実技〉患者接遇:記述式
「2級」〈実技〉患者接遇・院内コミュニケーション:ロールプレイイング
【受験料】
6500円
【試験地】
各都道府県
【出願期間】
試験の2か月前から、2週間前までの期間
【試験日】
1級:6月、12月
2級:4月、6月、7月、8月、9月、10月、12月、2月
【合格率】
48%
【問合せ先】
財団法人 日本医療教育財団 技能審査係
TELO3−3294-6624