歯科衛生士

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歯科衛生士とは

歯科医師の指示・指導のもとで、診療を補助し、歯の予防処置や歯科保健衛生の普及・指導にあたります。歯科衛生士法が制定されてから50年ほどたちますが、有資格者のはとんどは女性です。

歯科医療のスタッフとしては、歯科技工士と並んで診療の場でなくてはならない存在です。


歯科衛生士の活躍の場

歯科医療が高度化するにつれてチーム医療の必要性が高まり、優秀なスタッフが常に求められています。歯科衛生士の仕事には、主に次のようなものがあります。

・歯垢を取り除いたり、フッ素塗布などをする歯・口腔疾患の予防処置で、直接患者さんに行う処置。
・医師の診療をサポートする歯科診療全般の補助で、歯科診療が効率的に行われるためのもの。
・口腔衛生思想の普及活動や保健指導などで、一般市民が対象者となるもの。
・寝たきりの高齢者や、心身障害者の生活の質を向上させることを目的として行われる、歯科口腔介護業務。

これらのうち、歯科保健指導に関する業務は、歯科衛生士や関係者が長い間、要望してきたことでもあります。

高齢社会を迎えるのにあたって、人々の健康に関する関心が高まり、歯科保健指導の重要性が増加してくることをふまえてのことです。

歯科衛生士の仕事は、女性のために開かれ、また女性の特質を生かした専門職といえます。

幼児からお年寄りまでを相手にする仕事ですが、最近では先にも述べた、在宅の寝たきりの人への口腔ケアなどで出向くこともあります。

歯科衛生士は保健所で働くことを目的として制度化されましたが、法律の改正で歯科診療の補助を行えるようになりました。

そのため現在では、診療所への就職がそのはとんどですが、保健所をはじめ公衆衛生現場での活躍も広がっています。

文明病ともいえる歯科疾患の人は増える一方です。学校などでは虫歯予防の教育も盛んに行われるようになってきていますので、今後ますます歯科衛生士の必要性は高まり、その活躍が期待されています。


歯科衛生士の待遇

地域、診療所の規模などにより相当の差がありますが、初任給はおおむね16万〜20万円といわれています。

開業歯科診療所の場合は勤務時間の幅が広く正社員のみでは補えないため、勤務形態はパートタイムのことが多いようです。パートの時給は1000〜1300円が相場です。

歯科衛生士はほとんど全員が女性で、全体の約9割が診療所に勤務しており、通常週休2日となります。

歯科衛生士の需要は多くありますので、結婚・出産を機に退職した女性も、子育てが一段落してから正規のスタッフ、またはパートやアルバイトとして再就職するケースが非常に多いようです。


歯科衛生士の養成学校

歯科衛生士を養成する学校は、養成所指定規則の改正により、平成17年から養成期間が2年から3年に変更されます(ただし、すでに指定養成施設とされている学校は、経過措置として、しばらくの間2年とされています)。

これまで、養成校は短期大学や専門学校が主流でしたが、ここ数年、歯学部に専門学科を設ける大学も増えてきました。

カリキュラムは、基礎分野、専門基礎分野、専門分野に分けられ、なかでも臨地実習(臨床実習を含む)には、多くの単位があてられています。実習では、歯科予防処置・歯科診療補助・保健指導などを学びます。

これらの実習は、病院や歯科医院、保健所、学校や福祉施設などで行われ、実務能力を身につけるとともに、現場に出たときに円滑な業務をこなせる能力を体得します。


歯科衛生士の資格試験概要

【受験資格】
・文部科学大臣の指定した歯科衛生士学校を卒業した者

・厚生労働大臣の指定した歯科衛生士養成所を卒業した者

・外国の歯科衛生士学校を卒業し、または外国において歯科衛生士免許を得た者であって、厚生労働大臣が上記に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めた者

【試験方法】
年1回、筆記試験9科目により行われる。

【試験科目】
解剖学及び生理学、病理学・微生物学及び薬理学、口腔衛生学、衛生学・公衆衛生学(衛生行政・社会福祉を含む)、栄養指導、歯科臨床大要(歯科臨床概論、歯科保存学、歯科補綴学、口腔外科学、小児歯科学、矯正歯科学)、歯科予防処置、歯科診療補助、保健指導

【受験料】
1万4300円

【試験地】
北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

【出願期間】
1月上旬〜1月中旬

【試験日】
3月上旬

【合格率】
97%

【問合せ先】
財団法人 歯科医療研修振興財団
〒102−0073 東京都千代田区九段北4−1−20 歯科医師会舘内
TEL O3−3262-3381

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